[ 03.09.12 fri. ] うす曇り、ときどき晴れ


なかじまちゃん、
愛車セローくんと。
またまたえらい早くの5:00に起床。
朝のお散歩をして、
曇りな割に蒸し暑いのが、
台風が近づいてきていることを、教えてくれています、
なんとか北海道を避けてくれないかしら…。


撤収して、昨日食事に付き合ってくれたなかじまちゃんに、
挨拶して記念撮影。
彼女はこれから東へ、我々とは反対方向なので
お互い事故に気を付けようね、と、
再会の約束もして出発。


『つるい』な
だけに、鶴の形の
車両止め。

道道53へ。走り始めてすぐの8:00ころ、野原につがいの丹頂鶴がいます、
そうっとバイクを停めようとしたら、
やっぱり警戒されて
ふわりと飛び立ちました、でも
ちょうど進行方向の道沿いに飛んでくれるので、
しばし丹頂と併走
長い首と足がとってもエレガント、優雅な姿です。
走行中に写真をとってみたものの、フレームにはおさまったものの
「ものすごく、ちっこい」(^^;

すごいトリミングしています。


道道1038、波飛沫もとんできます。
森の向こうに丹頂は姿を消し、スピードをあげ、
釧路空港を抜け、R38に。
ここは抜け道が無いトラック通り。
我慢してしばらく走り、途中
直別から
道道1038へ

ほんとに海沿いを走るルート、
ちょっと風が冷たいけれどキモチいい〜♪ 
途中からダートに道は変わって、
どんどん高いところへ、
見晴しがよいトコロへバイクを停めて、景色を堪能。
工事車両が多く、ここもアスファルトがひかれるのも
時間の問題かな?

ここからR38へ、豊頃のあたりで、相変わらずちんさんは
目印なしのところを曲がります。
もう地図を見るのに追い付かなくなっていたところで、
10:30ころ小さな建物の前に停車、目の前の草原の中にぽつんぽつんと2本の木。
『はるにれの木』(03TM-P20-J-2)です。
1本いっぽんの木が、実は2本の木がくっついたまま成長したものです。
てくてく歩いてお散歩、今日は暑いので
ちょっと歩くと汗だくです。

はるにれの木、樹齢130年。


木まで、けっこう遠いんです。
木陰で涼みながら写真を撮って
バイクに戻って、さて、行きますかと
ヘルメットをかぶろうとしたら、
「キーが無い!」と誰かさん。
服のすべてのポッケをひっくり返しても無い。
じゃあ
さっき座っていた
木陰
じゃないの〜?

ひとりで、またまた暑い中階段おりて草原の真ん中まで歩いて行きます。
私はって? 最悪スペアがあるって聞いていたので、
ほったらかし
10分後くらいに戻って来て、聞いたら
観光していたおねぃさんに拾ってもらっていたそうです。
見つかってよかったね。荷物の奥底に眠っている
スペアキー探すのなんて嫌だもの。

見つかった〜♪(喜)


こっちを一瞥した後、集団で逃走。
そして、道道73を北上して、池田へ。
今回の旅の前にお友達から紹介してもらった、
羊と遊ばせてくれる羊牧場
『スピナーズファーム・タナカ』へ(11:30)。

まずは奥様の案内でひとりずつ
エサ入りの小さな紙袋を手に
牧場内へ、私の派手なMXウェアにびっくりしたらしく、
羊たちは一斉に
逃げ出します。

エサ袋をもっておとなしく彼等から寄って来るの待っていると、
まず、赤ちゃんの頃から田中さんに育てられた、非常に人に慣れている1頭が
寄ってきました。わ〜い、と手にエサをのせて待っていると早速ぺろり。
瞳孔が猫は縦に細くなるけど、
羊は横に細いので、近くで見るとぎょっ、
けっこう恐い。
そしてつねに細かく「フッフッフッフッフッフッフッ」と激しい鼻息。

羊にも1頭1頭に性格があって、
エサ欲しさに猛烈にタックルやキックをしてくる、やんちゃなコもいれば
知らない人は絶対目も合わせないという臆病ちゃんまで。

目が恐い。


くれくれ、エサくれ。
楽しく羊と遊んだあとは、
建物の中でお茶をいただきながら
田中さんから、ここで飼われている羊たちは
羊毛用で、
食べる羊ではないということや、
わが子のようにかわいがっている
羊の
熱いお話
を色々聞きました。お肉は食べないという田中さん
「羊の肉なんてもってのほか!」とのこと。
(やべ、初日のキャンプでたらふく食べちゃった)

ちんさんのズボンには足跡が…。


田中さんご夫妻と。
『スピナーズファーム・タナカ』
池田高校のおむかいです。
店内には毛糸や、ニット製品も販売されています。
すっかりお邪魔になって、いよいよ待望の帯広入りです♪

R38から帯広市街へ入り、今日のお昼はくまばいく>>の管理人、
てっちゃん&ゆんさんおすすめの
『味乃や』へ、
ちょっと迷って『しん○し』の前を通った先に
13:00ころ『味乃や』の、のれんを発見♪ さっそくバイクを停めて、お店の中へ。
ちんさんは豚丼とラーメンを1品ずつ、
私とちゃっきいは2人で
豚丼2つとラーメン1つを注文。

するとお店のおじちゃん、おばちゃんたちが私達の格好を見て、ライダーと判断し、第一声
「あんたら、『くまばいく』のメンバーかい?」
私は思わず口にしていたお冷を、カウンターにぶちまけそうに(^▽^;なんだぁ? メンバーって??
「えーと、まぁ、友だちです(笑)」とちんさん。
おじさん「そっかー、くまさん(てっちゃん)によろしく言っておいてよ」
ちんさん「はい、伝えますね」という楽しい会話のなか、ほかのおじさんがニコニコしながら
「じゃがいもの味噌汁今から作るからね、これ、
くまばいくサービスね」
と、おっしゃってくれます、わーいうれしいなぁ。でも、これを断らなかったのが
地獄のはじまりでした。


豚丼(¥650)とじゃがいもの
おみおつけ。

しょうゆラーメン¥450。
出てきた豚丼とラーメン、おばさんが
「ラーメン2人で分けるんでしょ、
どんぶり
もう一つもってきたから」と
親切に新しいどんぶりをくれます、
ちゃっきいがラーメンを分けている間に
豚丼のフタを開けます、
「!」
フタの裏側にタレがついちゃうくらいの
大盛り
すかさず、「ラーメン、少しでいいから!」と
小声でちゃっきいに伝えます。
まずは1/3ラーメンからいただきます、

なんだか素朴で懐かしい感じのするラーメンで「おいしい〜」とこれは完食。

続いて豚丼、肉厚の
柔らかいジューシー豚肉と、
甘辛い黒い
タレが絶妙♪ ウマーと食べていると、先ほどの
「ほいっ、じゃがいもの味噌汁!」と、
ごろごろたくさんのじゃがいもが入ったおみおつけが!
あひゃー、これはヤバイかも。丼の半分も食べないうちに
「…もうダメ」
根をあげてしまいました。
もったいないなーと丼を眺めていたら、
おばさんが、「包んであげるわよ、これもくまさんのお友達だから(笑)」

詳しくは『くまばいく』の
北海道B級グルメにて。

「でも、くまさんの奥さんはどっちも全部食べたわよー」と付け加えていました。
え〜っ!! ゆんさんの細〜いスリムなカラダのドコにこの量がはいるのでしょう! 私の心に大きな謎が残る。

味もいいけれど、お店の方々もとってもよくって、ステキでした♪
『味乃や』ばんざい!『くまばいく』ばんざい!です。
でも、今度は忘れず「味噌汁いらないです、ごはんは少なめに」と言わなければ…


『六花亭』本店限定
さくさくパイ¥105。
その名のとおり、さくさくの
パイロールのなかに
ふんわりクリームが〜♪
前屈みになれないくらいお腹いっぱいになったのに、
ここから
別腹のスイーツ♪ 
あちこちに咲いていた、はまなすを見るたびに包装紙を思い出していた
『六花亭』の本店へ(14:10)。ちょっと分かりづらい
駅前商店街に位置していて、迷いながらもなんとか到着。
これで少しは小腹が減ったかしらん?
立派なホテルのようなビルで、たくさんのケーキとお菓子たちが並んでいます。
ココへ来たら、
本店限定販売の『さくさくパイ』¥105
パイとクリームを別々に工場から入荷して、店内で作るので
賞味期限3時間! その場で無料のコーヒーと一緒にいただけるのがウレシイ〜♪
お腹いっぱいだったけれど、入っちゃいました(^^;これはこれで恐いコトだわ。

帯広と言えば、
『柳月』のお菓子もはずせないので
そのまま、腹ごなしに柳月まで歩いて行きます。
会社と家にお土産用のお菓子を配送の手配をして、これでお土産は終了。

そして、明日はのんびりしようよ!!>>の管理人TOMOEさん(別名:嵐を呼ぶ男)が
北上してくるのにともない、
台風が接近しています。
最終宿泊はsottoooさんが経営している、
かみふらの道楽館>>なので、
なるべく天候の良い今日のうちに、かみふらのの近くにキャンプしましょう。
これからの時間だと、ちょっと遠いけれど南富良野の『かなやま湖畔キャンプ場』(03TM-P25-E-2)に決定。


杭に座って日高山脈を見ています。

爆睡チュウ。
帯広を出て、芽室あたりで一番うしろを走る
ちゃっきいの様子がおかしいので
R274沿いにある美蔓パノラマパークで
バイクを停めます。
「どーした…、あぁ
眠いんだね
声をかけるまでもなく、
とろんとした目をしています。
ベンチに寝転がると、すぐにいびきが(ーー;

パノラマパークからは、
とてもきれいに日高山脈が見られます。
しばし、日記をつけたり、
タバコ飲んだりしながら、ひまつぶし。

30分くらい寝てから、ようやく起きてくれました。お腹いっぱい過ぎるとすぐ寝るので、とっても危ないです。

もうすでに15:30を過ぎています、
せめて真っ暗になる前にはキャンプ場に着きたいトコロ。。。
お蕎麦で有名な新得をスルーして狩勝峠を登り、まだ日があるので、ちょっと駐車して、十勝平野を眺めます。

南富良野に入り、近所のスーパーというより食料品店で、さすがに昼間にたくさん食べたから
全然お腹がへらないです、かる〜い食材を何点かと、BEERとワインを購入。
給油もして、『かなやま湖畔キャンプ場』に18:00ころ到着、すっかり暗くなっていました。


写真は男湯です。
でも、荷物運び用にリアカーがあって運ぶの楽だし、
外灯もあるので、まったくの真っ暗な中での設営は免れました。
今晩は
雨は降るだろうということで、タープを張ります、
そして、歩いて隣接する
『かなやま湖保養センター』にて入浴(¥360)
ラドン泉って書いてあったけれど、そーいやラドンってなんだろー?
我々以外に入浴している人がいないので、
広いお風呂を貸し切り状態(^^;
そこでも小心者の自分は、湯舟のすぐ脇のはしっこに座ってしまう。


さっぱりして、休憩所でクラッシックを1本飲んで、キャンプ場に戻ります。

私の夕飯は、味乃やさんに包んでもらった残りの豚丼、
ちんさんとちゃっきいは、ごはんを炊いて
チルドの餃子と、さつま揚げに塩辛、そして納豆汁。
まぁ、今まででかんたんで一番軽いお夕飯です、
今日は
私がごはんを炊いたけれど
はじめにくらべたらだいぶ上手になったかな?

ごはんを食べていると、
てくてくと、
キツネが歩いてきます。
ご相伴に預かりに来たのでしょう、こんな人に慣れてちゃ
だめだよっ君、しっしっと、追い払います。
あ、ちんさんごめん。。。(カメラ構えてた)

今晩が最後のキャンプに
なります。

暖かいので、焚き火台は
持って行って良かった♪
今晩は炭でなく薪。

月は明るいけれど、雲がごうごうと流れていきます
やっぱり明日は嵐なんだろーなぁと、思いちょっと不安になりながらもすぐに寝付きました。


●本日の走行距離:334km●合計:334km●

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