北アルプス表銀座[初のテント縦走だよん]2003.07.19sat.-22mon.

お初の北アルプス、お初のキャンプ縦走☆
わくわくして眠れない(ホントは仕事で徹夜)くらい楽しみにしていた海の日登山♪
練習もしたし
>>筑波山、がんばろー!
と、思ったら、無情にも天気予報はあまり良いことを言ってくれません、とほほ。
男女混成6名のパーティの山行は、どうなることやら…

ちぃにぃちゃん&けいこさん編はコチラ >> やっぱ山でしょう!
TOMOEさん編はコチラ >> のんびりしようよ!!



「中房温泉」登山道入り口にて、ワクワクドキドキの出発前。


[03.07.18] 曇り、ときどき雨@東京

19:30、いつもならまだまだお仕事タイムです、が
前日は自宅お持ち帰りで、ほぼ徹夜状態。
上司に「今度の山、遭難したら
マジで死んじゃう山なんですよー、
寝不足じゃ危ないですよねー?」とかなんとか言って早々に退散。
ここから都内某ひみつ基地へ向かい、最終的な荷物のチェックと入浴をすませて
22:30ころ今回のメンバーお揃いで
お迎えのはまちゃん'sエルグランドに来てもらいました。
でも天気は曇りがちで霧雨がうっすら降っています(ーー;

まずはいつものコンビニで明日の朝ごはんやら、車内でのおやつゲッツ。
コッソリ私とけいこさんは車内用麦酒を入手。
関越に乗ると同時くらいに
プシューッ、ごくごく、ぷっふぁ〜

あとは、いつの間にやら穂高神社の駐車場までワープしていました、なんでだろー?(笑)
駐車場でプチ宴会の後、チョコッと仮眠、テントとクルマに分かれて、しばし休みます。
この時点で02:30くらい、1時間半くらいは寝られるかな…

スペシャルデーなので
エビスです、ウシシッ。
いっただきまーす♪


10分で御臨終(笑)



穂高〜中房温泉に向かう
タクシー。


お花がさしてある看板、
なんだか可愛らしい。
[03.07.19] 曇ったり雨降ったり…コロコロ変わる@北アルプス

04:00携帯のアラームで起床、なんだか寝たのか寝てないのかヨクワカラないけれど
コンビニで購入した朝食をとりつつ、身支度。
早くもタクシーの運転手さん達が穂高駅前で客引きをしています。
バスに乗るのも、タクシー相乗りもそんなにおカネが変わらないので
相乗りのカップルさん含めて8人で2台に分乗して一路中房温泉まで。

空は明るいけれど曇り空、運転手さんいわく「ここのところ下はこんなんだけれど
お客さんから聞いたら(山の)
上は晴れてるらしいですよ〜」
「ホントですか〜♪」
と、コロッと明るい声になります。

登山口で準備体操に、水の確保(2.5L)をし、アミノバイタルを飲んで、5:50いざ、出陣!!

いきなり荷物が2L増えたのもあるけれど、
しょっぱなから
キツイぞコンチキショー!
合戦尾根は北アでも3大急登だとは調べてはあったのだけれど…

途中、良い間隔で第一〜三、富士見ベンチと
4箇所丸太のベンチの休憩所があります。

第一ベンチでは水場もあり
ココで麓の水を捨てて、おいしい水に入れ替えちゃいます。
川から水をすくうので水筒には、
ちょっと葉っぱとか土とか入っちゃったけれど
麓の水より
断然ウマイ!
これでまたやる気になり、ふぅふぅいいながら登ります。

合戦尾根はキツいわりには整備がしっかりされているので
登りやすくはあります、が、
『私がザックを背負っている』のではなく、
『ザックに私がくっついている』状態では、
どんな坂道でもキツいんだなぁ。。。これが。
寝不足もたたってか、ついついうつむき加減で歩いてしまい、
肩がイタクなってきます。

森を超えたあたりから、雨がけっこう降ってきてしまいました。

富士見ベンチでチラっと見えた
有明山(信濃富士)。


汗なのか霧なのか、背中がビショぬれです。


そういや今年初のスイカ。
いままでは木があったから、だましだまし来られたけれど
とうとう観念してカッパを着込みます、でもあんまり暑くはないので
カッパの中がムレムレのびしょびしょにはならず、
なんとか無事に合戦小屋に9:35到着。

合戦小屋で昼食(2度目の朝食?)にうどんを食べて、ちょっと肌寒いけれど
波田のスイカ(1/8カット¥800)をみんなでいただきます。
とっても甘くておいしいスイカでした。(高いけどネ)

そして合戦小屋をあとに、出発。。。また大粒の雨がっ(泣)
脱いだカッパをはおって、ザックカバーも装着、う〜んやっぱ荷物でかいなぁ。
ここから合戦沢の頭まで、またまた急登。
食べたばっかりで、く、
くるしい〜(@@;
なんとか登りきり、またまた休憩。こんなに休憩するとは思わなかったでしょう
ゴメンね、ちぃにぃちゃん@リーダー。

でもここまで登ればあとは少しラクな登りになります。
景観が望めないので、ついつい足元のかわいらしい花々に目がいきます。
これくらい楽しみが無いと寂しすぎるもん(;_;)

合戦沢の頭でキアイのポーズ


イワカガミ

マイヅルソウ

アオツノガザクラ

シナノキンバイ
初めましてのお花には
みんなで立ち止まって、
写真を撮りまくります



ハクサンイチゲ


眺望はチラリズムの極地。


ココアで疲れを癒します。
さっぱり景色が見えないので、
意外とあっけなく燕山荘に到着11:55、
やっと本日の目的地に到着です。

テントを張って、
外は冷たい風が吹いて、
どんどん体温を奪っていきます。
ザックからフリースを出して、
カッパの中に着込んで、
足早に山荘へ…

暖かいココアをいただいて、身体を暖めます、
あぁ〜生き返る〜。
燕山荘はすばらしくキレイ
設備の良い、山荘。
トイレも簡易水洗で、トイレットペーパー完備、
しかも暖かいお茶が自由にいただけるんです!

このままだとここに根っこが
生えてしまいそうなので、早めに切り上げて
13:20、燕岳に手ぶらで再度出発です。

テントサイト横には雪渓が。。。


燕山荘前にて。


何も見えましぇん…。

オブジェのような花崗岩。
しかし、Tシャツ・長そでシャツ・フリース・
かっぱを着込んでいるにもかかわらず、
すっげー寒い!!
アップダウンがあまり無いから、
身体が暖まらないので、逆に辛いなんて(>□<)

ザレた道を歩いて行くと、おっ!
北ア名物コマクサちゃんだ〜!、
クルクルひげのヘンチクリンな顔でお出迎えです。


高山植物の女王、コマクサ。

山頂集合「手」写真。
不思議なカタチの花に、しばし観察。
アルビノの
白いコマクサがあるらしいと聞いて、
この後、白いコマクサを探すように歩いていました。

そして程なくして、14:00に燕岳山頂に到着。
岩にへばりついている山頂碑ではみんなで集合写真が
撮れません、よってカッパのそで口が入るように
集合「手」写真を撮ります。イイカンジでしょ♪

しかし、天候が悪いので北燕岳は断念して、
山荘へ戻る道の途中、
「ゲロゲロロロォ」
カエルが鳴くような声がすると思ったら、
私のすぐ前を歩くTOMOEさんの目の前を鳥が
飛んで横切って行きました!
頭のテッペンに赤いものが見えたので
ライチョウに間違えありません、
「ライチョウって飛ぶんだねぇ」なんて話をしていたら、
けいこさんが「いる!すぐそこ(小声)」。
そ〜っと振り返ると、真横にいらっしゃいました(^▽^)
彼は人を見ても臆することなく、
でも何か探し物でもしているようなカンジで
去っていきました。

う〜ん、初日でライチョウ君に会えるなんてシアワセ♪

すぐ近くを、トテトテ歩いて行ったお父さん


コドモ、めちゃくちゃカワイイ♪

奥にお母さん。手前にコドモ。
テントサイトに戻ると、静かな人だかりが…
なになに、と寄ってみると
今度はメスと、4羽のヒナのライチョウが!
ヒナは
ふわふわで、まるまるしてて
メチャクチャかわいい!
きれいなお花をバクバク食べていました。

やっぱりこちらも探し物してる雰囲気、
先に見たのがたぶんお父さんライチョウだったのかも、
ちゃんと家族は会えたのかしら?
微笑ましい、ライチョウ親子でした。


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