冬の北海道[ 犬ぞり&極寒体験しっぱいの旅 ]
2004.01.10 Sat.-01.12 Mon.

冬の北海道へ、ぜひ行きたいわぁと考えていた秋口に
「トマムで犬ぞりができるところがあるよ」と聞き、白銀の世界をわんこと
一緒に走るイメージがほわほわ…あ〜、素敵!
やる気になってカレンダーを眺めて、正月休みは高すぎるので成人の日の3連休に的をしぼり
2カ月前にはキッチリ航空券を予約してしまいました。
お正月は実家のある北海道へ帰省する、犬好きなmikaちゃんと、
ちょうど同日程で北海道行きを考えていた、TOMOEさんを巻き込み、みんな飛行機はばらばら
現地集合・現地解散の旅となりました♪


ハスキ−犬たちと遊んできました♪


[04.01.10 sat.] 東京は晴れ、千歳・トマムは曇りときどき雪

行きの飛行機は7:30の
AIR DO、朝は4:00起きして
5:50のハイウェイバスで羽田へ。
空港は3連休の初日とあってすごい人手なので、
とっとと荷物を預けて、カフェテリアであちこちへ行く人たちを、
ぼけーっと眺めながら、お茶なんぞゆっくり飲み。
定刻どおりに出発〜♪は、いいのだが、
駆け込みで機内に入って来たおとなりのおねぃさんが、
預けられなかったらしい、大きなボストンバッグを足元にどかっと置き
ものすごい狭い中で、終始化粧ポーチをいじくる「かちゃかちゃ」と音をたてながら
メークしていたので(しかも、口元のうぶ毛そりから!)、

3連休初日なので、早朝なのに
混雑している羽田空港。


蔵王上空、飛行機なら
あっと言う間。。。

もうすぐ着陸、直線でしきられ、道も
まっすぐ。蛇行しているのは川くらい。
早朝起床なのでぜったいに飛行機では
寝よう
という予定が狂ってしまい、
しょうがないので
ほけ〜っと外を見ていました。
着陸のサインがでて、
雲の下に降りてくると北の大地は
モノクロームの世界。

やっぱり広くて道がまっすぐなのを再確認。
うひゃー、寒そうっ(>_<)
そしておとなりのおねぃさんは降りる直前まで
顔をいじくっていました、そんなにメークって
やることあったっけ?(笑)

到着ロビーに降りて荷物が出てくるのを待つのだけれど、
バッグはすぐ出てきたのにカートが
なかなか出てこない…(−_−メ)
先に現地入りしていて出迎えしてくれているmikaちゃんから
電話をもらったのだけど
向こうの声はとってもよく聴こえるのに、私の声は雑音がひどいみたい、
大きな声でしゃべっていると、こんな時に待っていたカートが出てきました。
片手に電話、片手に大きなバッグで、スキー&スノーボードの
荷物を持っている人たちをすり抜け、急いで外に出てmikaちゃんと合流。
さっそく汗かいちゃったよ。。。。

デミオくんとご対面。


ボリュームたっぷり
ハンバーグ丼、\400安っ。
『どんころ』のログハウス。
日程が一緒だったので、今回の旅に(断じて強要はしていません(笑))
同行してくれたTOMOEさん(のんびりしようよ!!)との
待ち合わせのレンタカー受付へ、旅のお供はマツダのデミオくん。

レンタカー屋さんのバスで移動してキーを受け取り
犬ぞり体験をさせてくれる
どんころ野外学校のある
トマムへ10:00すぎに出発!
予約した犬ぞりは午後の半日コース、
13:00からなので時間短縮のために高速へ、
思いのほか
暖かく無風で雪も降っていないので、
TOMOEさんは運転楽ちんそう(ごめんなさいね、車はペーパーなもので)

途中日高のセイコーマートでお昼を食べて、
13:30には雪の平原のなかにある、どんころのログハウスに到着。
はらはらと雪が降ってきました、
気温は
マイナス7℃、今日は暖かいんだって。
室内で受付と料金を支払いをして、スパッツを忘れてしまったので長靴を借り、外へ。

「今日の客はこいつらか?」
いう犬たちの視線を受けながら、
スタッフの方から犬ぞりの扱い方や、犬とのスキンシップの
とりかたなどなどを教わ
って犬舎の中へ、
全部で14頭いるシベリアンハスキー犬たちとご対面。

彼等にとって、犬ぞりはお散歩と同じで
楽しいことらしく、みんな
テンションが高い(笑)
「俺を連れてけ」「私を連れてけ」と言わんばかりに、
がうがう言って、しっぽを振っています。

大きな犬舎、みんなこっちを見ています。


基本的にどのコも人が大好き♪
でも乗っかられると、重いんですけど…
歓迎のキッスもされます。
はじめは距離を置きながら
「こいつら遊んでくれるんやろか?」と
我々を観察していた犬たち、しゃがんで犬の視点で
スキンシップをはかると
向こうからこっちに寄ってきてくれるようになります、
しかし、クンクンをにおいを嗅がれたあとは危険で
マーキングをされてしまいます(笑)

遊んでいるうちに、一頭一頭の顔や体格の違いや、
性格の違いが分かってきます。
そんななか、ソフトな関西弁が印象的なスタッフのKさんから、
今日の
メンバーを紹介されます。

リーダーは、
●4歳の垂れ耳「ホクト」
あとはみんな2歳の
やんちゃざかりで、
元気ありあまり系のコたち
●真っ黒な「ザス」
●とりたてて特長のないのが特徴「ギンタ 」
●小さい体で青い目の「ナラ」
●人が大好きで暴れ犬の「カンタ」
●トラックに乗るのが苦手で
臆病な「ユウ」の
6頭

トラックに犬の入った木箱とそりを乗せてコースへ。
お留守番のコたちは睨みをきかせて、「連れてけ」アッピールや
「いいなーっ」と羨望のまなざしで見たり。

木の箱に犬たちを入れて、人も犬も同じトラックに揺られて2キロほど離れた林道へ。

スタッフの方が先導のスノーモービルを取りに行っている間、
新雪にダ〜イヴ!
埋もれて出るのがタイヘン。そんな遊びをしているうちに、
ちょっと不調だった(らしい)スノーモービルくんがやってきました。




先導のスノーモービルを
待つ間にふかふか雪に
埋もれてみる。
出るには雪泳しなくちゃ、
また埋まる。。。
一頭ずつトラックから降ろしてそりにつないで、
やる気まんまん
今にも走り出しそうな犬たちを
ハーネスをしっかり持ったり、
そりのブレーキをかけたりしながら、
動かないようにしているものの、
ものすごいワン力の
犬たちに負けそう
(実際ちょっとブレーキ離したら、引きずられました)
行きはソロでTOMOEさんがそりに乗って、
私とmikaちゃんは
先導のスノーモービルにKさんと3ケツ。

セッティングが終わって、
スノーモービルが走りはじめると、合図と同時に
いっせいに犬たちも走りだします。

スノーモービルに乗るのも初めてで、
大人3人乗ってるのに、ぶいぶい飛ばしていきます、
おぉ、これの運転も楽しそう♪

恐い顔してるけど、ご機嫌♪


がうがうっ!俺はやるぜっ!と
気合い十分。


雪を食べて鼻先が雪まみれっ。
あっと言う間に林道2kmを走り終えて、
犬たちは張り切って走ったので暑そうに、はあはあと息をあげながら
次々に雪の中に顔をつっこんで、ばくばく雪を食べています。
ここで犬ぞりにつないだまま、そりを軸にして先頭の犬から
ぐるりとコンパスで円を描くようにしてUターン。

これまた林道の中でやるもんだから、はじっこにごっそり積もった雪の中を歩くので、
足をとられていると、またまた
犬たちに引きずられてしまいます
ごめんね、どんくさくて(^^;


迫力満点。

さぁ、Uターンしよっか。

mikaちゃん、ブレーキ踏んでてね。

しっぽぶんぶん振ってます。


「よくがんばったねー」と言葉をかけます。
帰りはmikaちゃんと私で犬ぞりタンデム♪
2人乗っていても犬たちのパワフルさは変わらず、
走りはじめの「ぐいっ」という引っ張られる感じは、かなり力強い!
後から聞けば時速35kmくらいあったそう。
ちょっと上り坂に差し掛かるとさすがに速度が落ちるので、
「GO! GO!」とマッシャーらしくかけ声をかけながら、
地面を蹴って犬たちのお手伝い。

帰りもあっと言う間、うーん、もうちょっとやりたい。。。
でも時間もいい時間だし、冬は日が短くて嫌ね。
なごり惜しみながら、またまたトラックに乗り込み戻ります。

どんころに戻って、犬舎に犬たちを放したところで、
他のコたちのリードもはずして、ふれあいの時間のサービスつき(笑)

もう、これがもうすごいのなんのって。
遊んで遊んで〜と14頭の大きな
犬たちが飛んできます(^^;
彼らに突き飛ばすつもりはなくても、
でかい図体で突進されると、さすがに転げてしまいます。
そーなると大変! みんなでよってたかって、ぺろぺろとなめられます。
なので、スノーウエアはすっかり犬くさくなってしまいました。
(獣の匂いがつくのが気になる人は、レンタルのウェアもありましたよ)

ひとしきり遊んで、みんなにごはんをあげて
ログハウスに戻りココアをいただきながら、
1泊2日の雪中キャンプの犬ぞりコースもあると聞き、
ぜひとも来年はわんこ達とキャンプしよっかなぁ、と
新たな野望を胸にどんころを後にしました。

どんころのスタッフのお二人にはお世話になりました(^^)
二人の写真を撮り忘れた私はかなり迂闊です。。。。

どんころ野外学校
Tel.0167-53-2171
犬ぞり半日コース¥5000、他にも
スノートレッキングや、
クロカンなど、宿泊もできます。

すっかり暗くなって、雪もごうごう降ってきました。
本日のお宿は、サホロリゾートにほど近い
ロッジ あるぷさん。
林の中にあるログハウスで、
絵に描いたような山小屋
ヒゲの宿主さんは、いかにも山男といった風貌でこの建物はすべてハンドメイドみたい。
ビミョーな段差があちこちにあって、それがまたほっとする感じ。
初めて見た「(使われている)
薪ストーブ」に感動。
素朴ながらもボリュームたっぷりの夕飯に、ヒゲの宿主さんの撮った山の写真や
ものすごく使い込まれてテカテカのピッケルな
んかも飾ってあります
もの静かな宿主さんだったけれど、今思えばもっとお話すれば良かったなぁ。
ためになる
山のお話が聞けただろうに…(><)もったいない。
そして、夜はしんしんと降りつもる雪を眺め、明日のお天気を心配しつつも
早朝起きだったので22:00すぎには、どろーんと眠りにつきました。

mikaちゃん、
クラッシックで、ほっとひと息。

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