乾徳山[初テント体験&霧氷]2002.11.16sat.-17sun.

そろそろ寒くなってきた11月初旬、Hちゃんから
「今年最後の山登りいこうよ〜」と言われ、私は「人が集まればいくよ〜」と返事、
そろそろ寒いし、あんまり人が集まらないのも寂しいもの、ネ。
数日後に「人数集まったよ〜、場所は乾徳山(けんとくさん)だよ」との連絡、
私を含めて4人! そして女子はまた私ひとりなのね…ま、いっか。


お化粧済み すっぴん

[02.11.16] 曇り

予定では16日の夜、駐車場着で、早朝登りはじめるとのこと、
それならば先月購入したテント(ARAI エアライズ2)を試したくなりました!
北岳、瑞牆山の時は車中泊だったんだけど、トイレいきたくても他の人も寝てるから
なかなかクルマから降りられなくって非常に困ったのよね
よし、ぜひともここで使ってみよう。

私のザックは30〜40Lの小さいもの(あんまり広げて使わないので実質30L)なので、
当然入らないのでカートにスポーツバッグくくりつけてその中にテント、シュラフ、マットを入れて
ころころと引いて行くことに。あとは日帰り登山装備が入ったザックを背負ってOK! これで良いでしょ。
そして待ち合わせの駅へ集合時間22:30にむけておうちを後にしました。
定刻ちょいすぎに3人集合、もう一人は車で来るということなので駐車場へ向かいます。
そして間もなく全員揃い、出発!!中央道へGO! 夜の中央道はガラガラで、
あっという間に勝沼ICへ、雁坂みちを北上しつつ誘眠剤としてのお酒の売っているコンビニを探します。
なかなか無いので翌日の朝食&昼食を買ったファミリーマートで念のため聞いてみると
幸いにも牧丘トンネルをこえた、ものすご〜く分かりにくいところにデイリーストアがありました。
ありがとね、ファミマのおねーさん。

夜だからしゃーないけど、駐車場もなかなか見つからず、
なんとか発見! じつは一番最初に来たんだけど、
あまりにしょぼくて、ここじゃないと思っちゃたのよね、
さて、やっと飲めるよ〜と、テント張ってみんなで車中で飲みはじめるも
今日の午前中は、この山歩きもご同行のTさんに
相模川で「楽しいオフロード講座」をひらいてもらっていたので
ちょっとお疲れ…スパチュー・グレープ飲んだら
ぽてっと寝てしまいました。

[02.11.17] 曇りのち晴れ

Tさんがおとなりでテントを撤収する音をききながら目覚める(要は寝坊)
今回はストーブも持参だから朝から暖かいコーヒー入れて楽しい朝食♪
しかし、寒いな…、天気も今にも泣き出しそうな曇り。
山を歩く時はすこし涼しい方がいいんだけど、けっこうガスっています、

食事、片付けをすませて07:30いよいよ登山道に入ります。
昨日の疲れもあってのっけからキツイ登りです、汗がすぐにじみだしてきます。

銀晶水に到着、おいしいお水〜…って、水がない!(泣)
一応は一滴一滴はたれているので枯れてはいないんですけどネ。
おいしい水が大好きなY.Kさんはここに水が汲めるくらいの穴を掘って帰りに溜まった水を飲むことに。
小休止ののちまた歩き始めます、まだまだきつい登りです、しかも展望もなく、ただただキツい登り。

すると、ちょろちょろと水の音がします、
09:15錦晶水につきました! おいしい水をたっぷり堪能。
空いたペットボトルに錦晶水をつめて、またまた歩き始めます。
すると急に開けたところに出ました、
09:30国師ケ原です、やっと頂上が見えるところに…
ありゃりゃ?てっぺんが真っ白よ、しかも木だけ。
Tさんの話では霧が山の空気で冷やされて木々に霜となってつく、
樹氷ならぬ霧氷とのこと
うひゃ〜、寒そう〜。ガスが切れた瞬間にみんなで撮影会。

さて、ではでは霧氷の森へといざ行きましょう♪
霧氷のついた枝をよくみると、風の方向のみに霜がついています、
みんなバイオリンの弓みたい。

風が吹くと雪のようにはらはら白い霧氷が落ちてきます、
ちょっとしたアイゼンなしで登れる雪山登山気分を楽しみながら、
さくさくと落ちた霧氷を踏んで歩きます。
すると、けっこうキツイ岩場がでてきました、

山頂付近には鎖場もあるとは調べてあったけど
ちょっと待ってよ〜!恐いよコレ!
落ちたらどこまでおっこちるんだよ〜!!
最後のほうは足場がなかなか見つけられず、
腕の力のみで上がろうとして、みんなに引っ張り上げて
もらいなんとか登れたけれど、ヘコタレました。

山頂を前に3つの鎖場があり。
2つは登ったけど、最後はもうイヤになったので
迂回のハシゴを登りました、
でもこのハシゴもいい加減で
ボロちんで、すぐ壊れそう、けっこう恐かったよ。

服を着たり脱いだりをくりかえして、
10:20いよいよ山頂に着きました! さ寒っ!!
これはたまらん!! ガスのせいでぜんぜん景色は見られません、
よってすぐに退散。下山ルートに向かいます、
下山ルートで一瞬ガスが抜けて
白く化粧をした山が一望できました、「きれー!!」こういうのを
見ちゃうとまた山に登ろうって思っちゃうのよね。
(ホントに鎖場とハシゴとガレ場は大嫌い)
01:10国師ケ原に戻ったところできれいに晴れてきました、
ここでランチにします、ストーブ持参で暖かいスープと
おにぎりをとって、ちょっと草の上にゴロリ。

キモチイイな〜っと思っているとまた曇ってきました、
寒くなってきたので下山を再開(笑)
下りはTさんがストックを使っての4足歩行で、
クモのようにシャカシャカとものすご〜く速いペースで
降りていきます。
私はついていくのは早々にあきらめ、
マイペースで降ります、北岳以来下りにはかなり慎重。

銀晶水に立ち寄り水を汲んでみるけど、コケくさくて
ちょっと飲用はムリ。
それからも、かなりのハイペースで下り、駐車場には
16:00すぎくらいには着いてしまいました。

乾徳山登山口:820m/山頂:2031m/標高差:1211m

| Top | Mountain Top |