笠取山[多摩川のはじめのひとしずく]2003.05.17sat.

リンク先の山好きな方々とお話してるうちに
「一緒に山に行こうよ♪」 と
1ケ月前から日程だけは決めていたものの、肝心の登る山を決めないままに日にちだけはどんどん過ぎてしまって、
予定日の4日前にようやく決定、東京は多摩川のいちばん最初にある水神社に
おまいりに行くことにしました。
ちぃにぃちゃん編は >> コチラ >>TOMOEさん編は >> コチラ >> にあります。


帰りのカラマツ林、とても幻想的な光景です。


[03.05.17] 曇り(23区内は雨)

朝起きるパラパラと雨が降っています、う〜ん、今日は温泉かな?
と勝手に判断、本日デビューの縦走用の68Lの大きなザックは
今回もクルマを出してくれるはまちゃんの家にちゃっかり宅急便で出してしまっているので
ちいさいポシェットひとつの、えらい軽装でおでかけ、
某駅に6:00に集合、TOMOEさん、やなぎさんと4人揃って出発です。

高速に乗る前にインター近くにおいしいおむすび屋さんがあるというので
お立ち寄り、まだ暖かいふんわりおむすびを、本日のお弁当用に購入して中央道へ、
談合坂トンネルを抜けると、なんと雨がやんでいます!
やはり晴れ女のやなぎさん、今シーズン晴れ男宣言したTOMOEさんのおかげ??
そして集合時間より50分も前に勝沼I.C.に到着。
この時間に参号さんは談合坂で朝食中、うちらも談合坂寄ればよかったネ…

しばし待って、参号さんと合流。
あと参加者は3名。
HIDE氏とI氏はどうやら早朝出発が
キツかったらしく甲府市内に
宿泊していた模様で、
勝沼待ち合わせがキビシイので
R411の柳沢峠にて待ち合わせにし、
無事合流。
そして、ちぃにぃちゃんは
直接現地集合なので、そのまま
一之瀬林道へ向かいます。

林道では『はま・emi』お得意の迷走、
ここでもクルマ3台に
Uターンをさせました(^^;

上:作場平橋にはとても清潔な
トイレがあります。

右:全員揃っていよいよ出発です♪


よく整備されています。
正規のル−トに出たところで
あら? いつの間にかクルマが増えています。
ちぃにぃちゃんがいちばん後ろにくっついてきてるっ。
無事に作場平橋につく前に全員集合、
クルマ4台、人が8人のパーティです。
今回幹事だったので、みんなの紹介をして、ルートの確認、
トイレに行って用をたして
さぁ、出発です(準備体操忘れてるしっ)!!

登り始めはゆるい良く整備された山道で
ヤブ沢をのぞみながら、てれてれ歩きます。
山道沿いには、すみれがたくさん咲いていてキレイ、

霧がかかっているので、湿気がすごい!
汗なのか霧なのか分からないけど、
顔がびっちょり。。。
スパッツとかっぱを忘れていたので、
ちょっと後悔…。

でも、気温が低いのでひんやりとして
気持ちよかったりして♪
(マイナスイオン効果?)
本谷できれいな川を渡ります、
水をさわると、とっても冷たいっ。

左:水が冷たくてキレイ。右:本谷を渡る橋。

途中、皮をはがされた
木を発見。
どうもここには
森の熊さんがいるらしい…
撃ち漏らしの手負いの
熊がいるとの
立て看板がありました。
奥多摩といえど
熊鈴は必要かも…


ぴんぼけだけど…
おいしい水がありました。

ここではちょこっと日もさして
とても良いランチになりました♪
1時間も歩くと、ヤブ沢峠、
そこから10分ほど歩くと笠取小屋に到着。
まだお昼にはちょっと早かったけど、
水場もあってベンチ&テーブルもあるので
ここで食事休憩、
小屋からちょこっと下った所にある水場では
おいしい水がありました。
朝購入した、とっても大きなおむすびにかじりつきます、
そして食後には、わき水で入れた、
おいしいコーヒーとスイーツでしめくくり。


ちいさな分水地、反対側には
富士川とあります。
食事もすませて、
水神社分岐から、まずは山頂をめざします。
広々としているけど結構急な登りを
越えるとぽつねんと、分水の基点があります
ここから、多摩川・荒川・富士川へ
水は分かれて流れていくのです。

さて、ここからはかなりの急斜面の直登、
やなぎさんは、るんるんと足どりも
軽やかに登っていきます、
今回お初の山歩きのI氏は
口数が減ってきています。

元気に登っていく
やなぎさん。

ここはイチバン
きつかった…。


みんながだまされたニセ山頂碑。
がんばって登りきったところに、
山頂碑があったので、みんなで記念撮影。
「けっこう最後はキツかったねぇ」なんて
話ながら3分ほど歩くが、なぜか登り??
すると目一杯のしゃくなげに囲まれた
森の中にひっそり本当の山頂がありました
(これはだまされるって)
この天気で眺望は全くナシで、
さらにしゃくなげは、まだつぼみ。
見ごろは6月の上旬かな、

ミズヒ尾根を行く道は熊笹で覆われていて、
がさがさ降りていくと、反対側からの水神社分岐。

これが本当の山頂。

すこし戻るかたちで水神社(水干みずひ)に向かいます。
ここからは、すこし歩く人も増えて、1列になって歩き、
15分ほどで到着、
大きな岩の上に水神社のカンバンが、
分かりにくいところにあるのでご注意を。
多摩川最初の一滴はちいさな洗面器ほどの
大きさの水たまり、ここから下界へ流れ出た水は
奥多摩の山々の水を集めて大きな川になって
東京湾まで流れていくのですね…う〜ん感慨深いなぁ。

この山は東京都の水道局が管理していて、
ここ、水干を含めて山道にもごみひとつ落ちていなくてキレイ、
でもそれが普通なはず…なんだよねぇ、

お行儀よく1列に。

これが最初の一滴たち。


あとちょっと、最後の休憩。
ここから中島川橋までゆるりとした下り坂を
延々延々歩くのみ、普通のスニーカーだった
I氏のソール片方がはがれてしまう
アクシデントもありましたが、
ゆるい下山なので良かった。。。
途中霧のなかのカラマツ林が
とっても幻想的だったので写真をパチリ、
(トップに貼付けています)

ながい下山道から中島川橋へ到着。
舗装道路を作場平橋まで20分ほど
歩きます、整理運動をかねて後ろ向きで
みんなで歩く姿は笑えました。

片方のソールはどこへやら。

笠取山、しょぼい山かと思ったけど、山頂付近は
そこそこ急登もあり、尾根歩きもでき、なかなか楽しい山でした♪
奥多摩・奥秩父は、楽しい山がたくさん。まだまだ登っていない山がたくさんあるので
ぽつぽつ登っていこうっと。

オプションで帰りに、やなぎさんおススメの山口温泉へ行きました、
炭酸の入った温泉でぬるめだけど、の〜んびりつかって出てきました。
なのにカラダはぽかぽか、飲料にもできるそうなのでペットボトルにつめて帰る方も多いそう。

その後、甲州名物ほうとうの有名店、『小作』にて食事をして、
かなりのんびりな帰宅となりました。

写真提供Thanx. ちぃにぃちゃん、やなぎさん


作場平橋:1310m/笠取山頂:1953m/標高差:643m
+ コースタイム +
09:45
作場平橋 → 10:45ヤブ沢ノ頭 → 11:00笠取小屋(食事休憩52分)
11:52 → 12:15
分水嶺 → 13:03笠取山頂 → 13:30水神社 → 14:16黒槐分岐
→ 15:30
中島川橋 → 15:53作場平橋
歩程:5時間38分(休憩含む)/約11.8km


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