瑞牆山[キセキの山]2002.09.01sun

今年の6月金峰山(きんぷざん)登頂の際に、
「あやや、なんじゃあの山…」と思ったのが瑞牆山(みずがきやま)、林の中からニョキニョキ岩が生えています、
「あれが瑞牆山だよ〜、しかも登れちゃうんだよ〜」と聞き、かなり興味を持っていました。
その3ケ月後、 ことの始まりは8月に仙丈ケ岳に登られた
Tさんが本当は翌日は甲斐駒ケ岳に登る予定だったのに、足を痛めてしまって断念され
そのうっぷんをはらしたい!! とのことそれを聞き、私も北岳からそろそろ山に登りたいな〜と思って
どっか行こうか? てな感じで話はスタート!




[02.08.31] 曇りのち晴れ

断然登るのは「瑞牆〜っ」とゴリ押しでちゃっかり決めてしまい、
この日、予定の空いていたHちゃんが一緒に行くことに、クルマも出してくれるとのコト。ありがと〜♪
ガイドブックに山頂は人で溢れかえると出ていたので
夜には都内を出発し、翌朝早々に登ってしまいましょうと、21:00某駅を出発しました!

夜の中央道は空いていて、順調に韮崎インターへ、
そこからR141へ出てコンビニで翌日の朝食&水を購入。
増富ラジウムラインを通ってクリスタルラインを瑞牆山荘へいくはずだったのですが
途中の右折をカレーせんべいを食べるのに夢中でスルー、信州峠を超えてしまい
長野県へ! 途中でTさんが気付いてくれなければどこへ行ったやら(ーー:恐ろしき迷走コンビ→emi&Hちゃん
Uターンかまして、未明になんとか瑞牆山荘へ到着、へろへろで外へ出てみると、星がキレイに見えます。
明日は良く晴れますように、とBeerを飲んでエルグランドで車中泊…zzz

[02.09.01] 曇りのち晴れ

朝5:30起床。朝食をとり、瑞牆山荘のトイレで
顔洗って身支度を整え6:25登り始める。
寝不足のせいか、しょっぱなから、なんかキツイ…
シラカバに囲まれた美しい森の中を進み、
途中何度か林道を横切ります、
バイクで来ちゃいたいな〜などと思いながら歩きます。
でも今回は北岳以降山登りにはぜったい必要!! と購入した
LEKIのアンチショックストックを持っていたので
4足歩行と身体が慣れてきたのとで、
大分ラクになってきました。

7:15、富士見平小屋に到着、小屋のそばには水場もあります、
汲んできたTさんからひと口いただく、冷たくてまあるい味のするおいしいお水です。
しばし休憩ののち歩き始めます、ここからしばらくは平坦で歩きやすいです。
小川山分岐をこえ天鳥川出合へ、

ここら辺あたりからゴロゴロとした大きな岩が目立ちます、
どっから落っこちてきたのか、
ものすごく大きな岩がパッカリと2つに割れているのを発見
証拠写真を撮ってもらいます(木がかぶって良く見えませんね…。)
ところどころで山頂にある、ムーミンに出てくるニョロニョロみたいな
花崗岩の柱たちが見えます。
ほえ〜、どうやってあそこまで行くのでしょ?

階段、ロープ、はしごなどの整備がととのった登りやすい登山道で
順調に登ります、すると目の前に巨大な岩が!
ここから北側にくるっとまわって黒森の分岐をこえ
いよいよ山頂へ! お〜っ誰もいないよ!!
天気がバツグンにいいので富士山、八ヶ岳、南アルプス、金峰山の五丈岩も
ハッキリ見えます
山頂から眺めたニョロニョロもやっぱりヘンテコりんで、
ほんとにこの山は奇怪です。


あんまりはしっこへ行くと切り立っているのでなかなか恐いです、
高所恐怖症は克服したいな〜、
最も眺めの良さそうな岩の上にはジャンプできなかった…
暖かい日ざしであったまった岩の上に腹ばいになって、
購入したばかりのカメラ付き携帯で
今日来られなかった本隊長K氏とY.K氏に、
山頂からの眺めをi-shotで送ります(嫌がらせともいいます)
小1時間程山頂からの眺めを楽しんでいると続々と人がやってきます、
あまり広くないのでかなりギューギューになってきたので、
さてと、そろそろ下山しましょうか。

行きと同じルートをおしゃべりしながら楽しく下山、
やっぱりストックあると違うなと実感、ぜんぜん足が痛くならないもの。
快適に緑のトンネルをくぐりながら、順調に13:00下山。

片づけをしていると、おとなりにいた
ドライブ休憩中のファミリーがおいしそうなソフトクリームを食べています。
ぐ〜〜〜っ、そういやお昼まだだったな、
山荘にそんないい物売っているんだ…とみていたら
Tさんがソフトクリーム食べよっか?とごちそうしてくれました。ありがとー♪
このソフト、かなり濃厚でおいしい! 後日見たバイク雑誌『Back Off』で
冒険家の風間深志さんが紹介していましたよ。

ソフト食べたら余計に腹の虫を刺激したらしく、なんかくわせろー! 騒ぎ始めたので
おそばでも食べようか、と原浅尾韮崎線を行くと、民家の一部を改装したらしき
おそば屋さんを発見、即入ります。

出てきたおそばは、ちょっともっさりしてるけど、
おばちゃんが手で打ったイイ感じがでていて、
おいしかった♪
庭にある水槽ではイワナがきらきら光っていました。

今度はせっかくだから増富ラジウム温泉に入ろうと
増富に向かい、入りました。
『増富の湯』へ、料金700で、
新しい施設なので広くて清潔なのは良かったのだけど
温泉が源泉のままの温度(32℃の水!)で、
さら湯の方は塩素くさいプールです。
味気のないスーパー銭湯以下。
後日行って、確信したのが、メシもマズかったです。

気を取り直して…。
奇石の山に登り、手打ちそば食べて、
充実した一日となりました。
次回は紅葉の時期に来てみたいな。


瑞牆山荘前:1510m/瑞牆山頂:2230m/標高差:720m


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